MinatoのBlog

東京中央区のシステム制作会社「株式会社Minato」の公式ブログです。IT関連のニュースや作ってみたもの・試したことなどを書きます。スマホアプリ・Web開発・IoTなど

iOS11.3からサポートされるARKit1.5の画像認識を実機で試してみる

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iOS11.3(ARKit1.5)からサポートされる画像認識を実機で試してみた。

試してみたこと

以下動画のとおりです。

iOS11.3による画像認識を試してみる

認識させるものは、Minatoのロゴにしました。
認識させるものの実寸サイズを指定することができます。
つまり、そのサイズでなければ同じ画像でも認識させないようにすることができます。
今回はA4サイズで試します。

何を認識したか分かるよう、
認識した場所に、同じ大きさの半透明の物体を置いて点滅させます。
※ARなので、カメラを動かしてもその場所に貼り付かせることができます。

応用してみると…

美術館や博物館を想定して、
絵画や作品に合わせた音声ガイダンス風サンプルアプリがあっさりと作れてしまいます。

以下動画です。

iPhoneの画像認識で絵画の音声ガイダンス風アプリ

画像を認識すると、
その作品に関する説明が音声で流れます。
iPhoneで設定している言語に合わせて、音声を変えれば、
ヘッドホンなどの機材なしで、
お客さんに合わせた音声ガイダンスができちゃいますね。

考察

OSのアップデートにより、
リッチなアプリがどんどん簡単に作れるようになってきました。

上のサンプルアプリの例で言うと、
実寸でないと認識できないとすれば、
パンフレットや公開されている画像では認識しないため
一応足を運ばないと使えないようにできますね。
歩きスマホにならない程度に活用されると良いですね。

ちなみに、再生されていた音声は、
iOSのテキスト→スピーチの機能を使用しています。
※純正iOSアプリです

読み上げにぎこちなさはありますが、
少しずつ日本語もお上手になってきているように思います。
なので、音声ファイルを用意しなくても、
サーバーで説明文を管理すればすぐに変更ができますね。